手外科の概要と受けられる治療とは

手外科とは手を含む上腕部の疾患の治療を受けられる外科です。著名な診療科で言えば整形外科または形成外科に分類されます。手外科で受けられる治療は専門性が高いため誰でも名乗ることができるわけではなく、これらの科の免許を取得した専門医の中でも、研修や試験を受けて手やその周辺に関して高度な医学的知識を持つスペシャリストが手外科専門医として活躍しています。具体的な診療内容は上腕部に関する疾患の治療やリハビリです。

手や指は生活の中で露出しており使用頻度の高い部位のため重傷を負うリスクが高く、しかも骨・神経・血管などの構成している組織が細く複雑な部位でもあります。そのため、複雑骨折や腱や神経といった断裂などが起こった場合治療には高度な技術と知識が求められます。また、神経が密集している部位なので、迅速かつ適切な処置を行わなければ、その後の生活を左右する後遺症が残る恐れもあります。そのため、手外科では他の科では治療が難しい重篤なケースを中心に対応しています。

また、外傷だけではなく手のしびれや痛みなどの上腕部周辺の異常が原因と思われる症状の治療や、手指に関する先天的な異常の解消や、後天的な運動機能不全の回復のための治療も受けることができます。もともとが整形外科や形成外科の分野なので、皮膚移植による欠損部位の外見の回復や腱・筋などの運動機能にかかわる組織の移植による運動機能の回復など、外科手術による治療が可能になっています。

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